
「WiMAX」 「Wi-Fi」 「LTE」 「4G」ってなに?シンプルに解説してみた
スマートフォンの普及によって今では外でもかんたんにネットにアクセスできるようになりましたが、それらのネット閲覧は色々な通信技術によって支えられています。
ここではよく耳にするけどいまいちどういう意味なのか分からないという言葉について、できるだけ分かりやすく説明していきたいと思います。
「WiMAX」とは?
WiMAXとは、KDDIグループ傘下のUQコミュニケーションズが提供している無線通信のひとつです。読みはワイマックス、Worldwide Interoperability for Microwave Accessの略称。
要はケーブルなどで繋がずとも無線でネットにつながれるような技術のひとつです。この分野ではいろんな団体が独自の規格をつくっているため混乱しますが、我々ユーザー側からしたら大した違いはありません。
最大速度は220Mbps
WiMAX最大の特徴としては、下り速度が最大220Mbpsまで対応していることでしょう。一昔前までは110Mbpsが限界でしたが、通信網をいくつか束ねて強化するキャリアアグリゲーション技術によって2倍の速度がでるようになりました。まだ栃木県の一部の地域しかMAX速度はでていないようですが、順次全国へ広がっていく予定のようです。
「Wi-Fi」とは?
Wi-Fiとは、アメリカのWi-Fi Allianceという団体によって決められている通信規格の名称です。読みはワイファイ(ウィーフィーじゃないよ)
スマートフォンにはWi-Fi接続機能が搭載されているので皆さんには馴染みやすいと思います。
カフェや空港、駅などで公衆無線LANが飛んでいれば、このWi-Fiという機能を利用してインターネットにつなげることが可能です。今現在、もっとも世間に浸透している通信規格です。
「LTE」とは?
LTEとは、主にスマートフォンや携帯電話に使われている高速モバイル通信です。読みはエルティーイー。
従来の携帯電話では3G(スリージー)と呼ばれる規格だったのですが、それをもっと高速に通信できるよう進化させたのがLTEです。3Gの進化系なので「4G(フォージー)」と呼ばれることもあります。
下り150Mbps以上の高速通信
LTEの特徴としては、ダウンロードできる下り速度で150Mbpsを超えるような高速通信ができる点があげられます。これはモバイル通信ではWiMAXに次ぐスピードで、もはや家庭向けブロード回線にも劣らないレベルです。
人口カバー率はほぼ100%
スマートフォンを契約したのウチの近所は電波が入らない!という声ってほとんど聞かなくなりましたよね。実はLTEは人口カバー率がほぼ100%に近いため、日本全国どこでもつながるように進化しています。
つながりやすさ・電波の良さに関してはWiMAXを圧倒しています。都心部しかつながらないということがほぼないので地方に住んでいる方はもちろん、旅行などのときにも重宝します。